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活動の財源ってなんだろう

ボランティア・市民活動を行う際に必要な条件として一般的にいわれるのは「人」「もの」「金」の三つです。 これら三つは団体やグループにとっての重要な財産。どのように集め、使うのか、また節約したり、 増やしたりするのかはグループ運営の上での明暗を分かつ重要な鍵となります。 特に、活動財源の調達は、自分たちの思いを実現するために必要な条件。資金調達のための方法を5つのステップで 解説しました。また、活動を応援してくれる助成財団などへの申請にあたってのチェックリストもご活用ください。

1:資金調達のための5つのステップ

ステップ1:まずは計画をたてましょう
→プランニング:資金調達するニーズを決める・固める
(1)何をしたいのか、何をするのか(団体やグループの目的・全体事業プラン)
  ・半年、年間、3年〜5年間ごとのそれぞれの目標(夢)を持ちましょう
  ・やりたいことのための集団的なディスカッション(語り合い)をしましょう
  ・常に紙に落としましょう
(2)何のためのお金が必要なのか。どのようなお金が必要なのか(予算計画)
(3)自分たちではどの程度お金を準備できるのか(資金計画)
(4)武器は豊富な知識。柔軟な打ち出し方

ステップ2:どこに(誰に)あたるか
(1)資金提供してくれそうな有力候補者のリストを作成しましょう
  ―資金提供者は誰かを明確にする(個人・企業・財団・団体・クラブ)
  ・自分たちの活動に興味・関心を示すところはあるか。それはどこか。
  ・常に新しい資金提供先を探す
  ・有力な資金提供者のネットワークやコミュニケーション網に気を配る
(2)すでに資金提供しているところを調べる
  ・ボランティアセンターを活用しましょう  ・HPも活用しましょう
  ・紙情報もあります
  →見込みのある資金提供者をよく知りましょう(リサーチする)
  ・何をするための、どのような団体、何に関心を持つ人(選考委員やトップ)
  ・団体なのかをよく知る
(3)さらに見込みのある資金提供者を開拓する
  ・地域を巻き込むこと
  (身近な協力者や資金提供者とつながる事業の進め方)
  ・チャンス・機会・タイミングを多く作る
  (マスコミ、まつりやフェスティバルなどの活用して繋がりましょう)
(4)繋がった資金提供者と信頼関係を築く
  ・多くのスタッフと資金提供者をつなげておく
(5)コミュニケーションや経緯の記録を残す

ステップ3:申請しましょう<申請書類:基礎となる申請書(=資金提供依頼書)を書く>
(1)提出期限と提出書類の確認
(2)申請書の構成・要素
 1.鑑文
 2.要約
 3.本文
   ・要約,はじめに,問題提起,目標と対象,概要,評価方法,まとめ,実行計画,予算
 4.事業(実施・実行)計画
 5.予算書
 6.添付書類
   ・スタッフの経歴,地図や写真,参考文献,組織や団体の設立・結成背景等
   [→チェックリスト参照]

ステップ4:結果がでたとき
(1) ダメといわれた場合
  ・金額を少なくしてお願いする
  ・アドバイスをお願いする
  <常に前向き態度を維持する。自分のためではなく、
  自分たちが信じることのためにお願いしている、という態度>
(2)謝辞とそのプロセス:資金提供者に感謝する
  ・できるだけ、次につながるような具体性を持った謝辞にする
  ・成果は、資金提供者と分かち合う(喜びも)
  ・資金提供者に情報を送り続ける
  ・資金提供者をイベントに招待する
  ・あらゆる方法で感謝を現す

ステップ5:報告する!
(1)資金使途を追跡し、リポート(報告)する:資金提供者が関わりつづけるようにする
(2)報告書はきちんと出す
(3)一連のプロセスの記録を残しておく

2:そもそも財源って?

1.財産はお金だけではない
(1)人材(仲間やスタッフ,頼りになる機関の職員の情報や知恵<アドバイザー>)
(2)機材−借りられる物・ところリスト
(3)スペース(ミーティングのための会議室や事務所等)
(4)物品をもらう
2.財は使わない・減らさないでもカバーできる
(1)お金をつかうべき内容かどうか
(2)意味なく繰り越しをしていないか
(3)慣例的な内容にはメスを
(4)執行に関しては合意をとりましょう


知って得する!「申請書を書くにあたってのチェックリスト」


・申請書を書く前に:
  −書いている相手を知る
  −条件やガイドラインを理解する

・全体的に申請書に含まれるべきことは:
  −明確で人目を引くメッセージ
  −特定された目的
  −はっきりした支援の依頼

・効果的な序文を書く。そこには:
  −人の興味を引く問題,状況,または成功例を紹介する
  −申請の目的を明確かつ簡潔に書く

・事業の背景となる情報を提供する。そこでは:
  −申請した事業の必要性の立証
  −事業の背景を描写する
  −詳細についてはふかくふれないこと

・事業の目標と目的について書かれた文章を含み,それは:
  −具体的で,かつ,現実的である

・目的を達成するための,きちんと組織だった実行計画を概説する。そこには以下の事柄が含まれていること:
  −アプローチ
  −申請する活動内容
  −事業(実施)計画
  −期待される効果

・最後に資金提供のリクエストで終わる。そこには:
  −事業の利益と受益者を強調する
  −資金提供者のサポートやパートナーシップを依頼する
  ―資金提供して欲しい金額やその範囲を特定する

・予算書を添付する:
  −簡単でわかりやすい
  −予算にかかわる申請した活動内容や実施計画を明確に反映していること
  −資金提供者により特定された条件を考慮に入れること

・明確で,読みやすい様式を使用する。それは:
  −人目を引く小みだしをつけること
  −てきぱきとした文体で短い段落であること
  −適切な個所に,適切な写真を



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